INTERVIEW

2017キービジュアル完成 原案・アラナ ノボア クラウディア ルチア インタビュー

ファッション大賞キービジュアルの原案を学生から募集するコンテスト“大賞ポスター大賞”。毎年、個性豊かな作品が集まるこのコンテストは、今年で3回目を迎える。2017年のキービジュアルに選ばれたのは、文化ファッション大学院大学(以下、BFGU)に通うアラナ ノボア クラウディア ルチアさん。選出された原案をもとに、クラウディアさんとプロのデザイナーが共同で作業を進め、ポスターとフライヤーを製作した。母国のコロンビアで美術を学び、現在日本でファッションを学んでいるクラウディアさんに、今回の作品への思いを聞いた。

―受賞おめでとうございます。まず、グランプリをとった感想を教えてください。

うれしい、すごくうれしい。まずはその思いです。受賞の連絡をメールでもらったときには、“わぁ、すごい”と感じたことを覚えています。もともと自分で制作していた服を、さまざまな角度で撮影し、一番納得した写真を原案として応募しました。多くの人がきっと良い作品を出してくるだろうと思い、少し不安ではあったのですが、正直“軽い気持ち”で応募をした、という部分もあります(笑)

クラウディアさんが応募したポスター原案。

―もともと、こういったコンテストに興味はありましたか?

いままでコンテストに応募をしたことはなかった。実は私は、どうやって応募をするのかさえ知らなかったです。ファッションを本格的に学んで1年ちょっと。コンテストに応募するのはまだ経験が浅いと、自分では感じていました。今はBFGUでファッションを学んでいますが、母国コロンビアの大学に通っていたときには、美術を専攻していましたので。

―作品のアイディアは、どのように浮かんできましたか?

わたしの作品は、今回のキービジュアルのフレーズにもある「THE OLD FUTURE(過去と未来)」というテーマがあります。わたしはもともと、コロンビアの先住民と自然の関係性、デザインに非常に興味を持っていました。彼らの描く自然のイメージはどれもすごく綺麗なんです。今回の作品では、そういった先住民のイメージと、未来のイメージであるテクノロジーをミックスさせています。

―すごく特徴的なデザインだと感じました。

先ほど言ったように、この原案はもともと私が制作したニットの服を撮影したものなのですが、この服は先住民がデザインした金の像の形状を、コンピューターの“回路”に落とし込んで再構築した作品です。この作品のほかでも、“回路”に落とし込んだ作品を作っています。

デザインのモチーフとしたコロンビア先住民の金の像。数百年前のものだそう

―なぜ“回路”に着目したんですか?

私はSF(Science Fiction)が大好き。コンピューターの中で物語が展開される『トロン』というSF映画があるのですが、わたしが考える未来のイメージ=回路は、その影響があると思いますね(笑)また、小さい頃は、兄と一緒に『スターウォーズ』や『ターミネーター』などの映画もよく見ていました。

―デザイン原案をプロのデザイナーとの共同作業でポスターに落とし込んでいきましたね。

応募の時点では、この原案がポスターの中でどのようなイラストレーションで使用されるのかはわかっていませんでした。事前にデザイナーの方には、どこからこのアイディアが来たかなどを伝えていました。私の考えをすごく理解してもらったので、彼らが提案したポスターのアイディアは非常にしっかりしていました。実際に、わたしの作品をスタジオを使って撮影したのですが、すごくスピーディな印象でした。

撮影は、プロのデザイナー・カメラマンと共同作業で進められた。

―実際に、このようにポスターが出来上がり、世界中の人たちの目に触れるようになりました。

本当にすごくうれしいです。今回の受賞をしたことで、自信にもつながったと思います。他のコンテストにもチャレンジできると思いました。

―今後について教えてください。

今年2年生となり、卒業の年度になります。卒業後、日本で仕事をしたいと考えていますが、将来的には自分のブランドを持ち、母国のコロンビアで事業を展開したいです。母国の素材を使った商品を、ほかの国に輸出するような事業をしていければと思っています!!

イキイキと将来の夢を語るクラウディアさん。 今後の活躍に期待です!!

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