INTERVIEW

2018 WORKMANSHIP PRIZE | Hsiang-Lin Kuo

秀作賞受賞者へ、作品制作やファッションへの思いをインタビュー。
5人目は、台湾からのファイナリスト、グォさん。

秀作賞|グォ シャンリン

―秀作賞受賞おめでとうございます!受賞した気持ちを聞かせてください。

この度、秀作賞をいただき、大変光栄に思います。発表を待っていた時、とても緊張しました。認めて頂き、非常に感謝しています。これからも続けて頑張っていきたいと思います。

―今回の作品のコンセプトについて教えてください。

このコンセプトを考えていた時、プライベートでも学校でも大きい変化に直面していました。 今回の作品は自分の卒業制作「this is escapism at its best(全7体)」の続きであり、そのコレクションの8体目となりました。2017年7月から、1年以上かけてこのコンセプトを発展させました。いつも素材の研究とデザインに大変興味を持っていて、ちょうど一人旅と山登りを始めた時だったので、自分のライフスタイルの変化を形にして残したいと思いました。 その時、ニット×スニーカーの組み合わせが面白いと思って、挑戦してみたいと思いました。スニーカーというアイテムは小さいですが、現代の美学とハイテク素材を巧みに結合し、見た目も機能も工夫されています。オリジナリティの溢れるデザインや着用感の向上など、細部に至るまで様々な工夫を凝らしていて驚きます。また、スニーカーを作るために多くの副資材が必要なので、見た目のデザインや機能性の展開から様々な可能性が生れます。限られた大きさの中に、全てのディテールを細かく落とし込まないといけないため、素材の組み合わせや着用者との関係が注目されやすいです。


コレクション制作の様子

―制作で大変だったこと、工夫したところなど教えてください。

サンプル制作にとても時間がかかりました。自分で島精機の横編機でプログラミングをして生地を編んだり、シリコンのパーツを作るために3Dプリンターで型を作ったり、とても難しい作業でした。何日間も徹夜作業が続きました。


素材サンプルたち

―ファッションを学んでいる理由を教えてください。

いつからファッションを勉強することを決めたのか、覚えていません。逆に、勉強しているうちに最初の動機がだんだんわかってきたように思います。作品は作者の考え方とその時の心境を反映するものです。その過程は自分と会話するように、結果は作者の深層意識を忠実に反映し、心理テストのように自分を分析します。

―好きなデザイナーとその理由を教えてください。

最近、特に好きなファッションデザイナーはいません。好きな物事はほとんどファッションと直接に関係しないものです。最近、とても尊敬している方は台湾の芸術家・姚瑞中氏です。彼の創作法はフィールドリサーチと撮影です。彼の作品からインスピレーションを受け、将来、もっと社会というものを意識しながら作品を作りたいです。

―10年後のファッションに対するあなたのビジョンを教えてください。

ファッション産業では、本当のエコファッションが実現されるように進んでほしいです。エコをアピールしているファッションデザイナーやブランドがいますが、それはマーケティング戦略だけとなり、過剰生産の問題を解決していません。より良い問題解決方法を見つけられるように頑張りたいと思います。

―今後の目標を教えてください。

デザイナーとして頑張り続けたいと思います。
まず、デザインコンセプトの方向性を確定したいです。今、試してみたいことが沢山あります。台湾の要素を取り入れるか、環境への配慮に力を入れるか、自分が興味を持っている分野(テキスタイルの研究開発をしながら、コンセプチュアルなテキスタイル作品を作る)に集中するか、とりあえず、絞り込まないといけませんよね。

―今後このコンテストを目指す人へのメッセージをお願いします。

日本で自分の作品を発表することは素晴らしい経験だと思います。コンテストを目指す人にとって良い機会なので、頑張ってください。

TOKYO 新人デザイナーファッション大賞 アマチュア部門

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