INTERVIEW

2019 WORKMANSHIP PRIZE | Yachin Lee

秀作賞を受賞したYachin Leeさんに、作品制作の背景をインタビュー。

秀作賞|Yachin Lee「visual illusion」

―作品のコンセプトについて教えてください。

今回の作品で、初めてメンズウェアをデザインしました。 デザインコンセプトは「感覚器官によって引き起こした生理的錯覚と、心理的な原因によって引き起こした認知上の錯覚」です。当たり前だと思っていることは、脳が仕掛けた嘘です。我々の行動はすべて脳の指示に従い、脳は慣れた方法で処理をしがちなため、他の選択肢を見えないようにしていまます。人間は物事を考えている時、色眼鏡を掛けているように真実をねじ曲げます。結局、当たり前の思考は意外な結果をもたらしてしまいます。
このデザインを表現する手法は「MISS」という英単語からヒントを得ました。「MISS」の意味は、「恋しい」そして「すれ違い」でもあります。同じ単語が相反する意味を持っているので、使う時にグレーゾーンが存在しています。この点から「すれ違い」という語彙を様々な角度でさらに発想し、錯視や白と黒の間にあるグレーゾーンや存在していない空間などを服の構造で表現してみました。

―制作で大変だったこと、工夫したことを教えてください。

デザインのポイントは服の構造を壊すことです。服作りのルールを無視し、平面から様々な視覚効果を作りたいと思いました。洋服は決まった構造より、様々な変化があった方が面白いでしょう。
配色は主に黒と白です。その理由は、白黒の格子柄の交差点には灰色の光点が見え、デザインコンセプトのグレーゾーンにもあっています。

―あなたのクリエイションに欠かせないものを教えてください。

行き詰まった時、一旦作業を止めて、ゆっくり考えます。集中しすぎで考え込むと、逆に何もできなくなるかもしれません。こんな時、外に出ってリラックスするか、旅行しに行きます。

―今後の目標を教えてください。

ファッションデザイナーの需要が少ないし、自分はまだまだ足りないと思います。実践大学のファッションデザイン学科から卒業し、さらに勉強して自分を磨きます。まず、アカデミア・コストゥーメ・エ・モーダでレディスファッションの修士課程を修了したいと思います。そして、視野をさらに広げて、優秀なデザイナーになれるように頑張りたいと思います。

TOKYO 新人デザイナーファッション大賞 アマチュア部門

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